Salut Gilles
人の死は全て等しい。
なんてことはやっぱり無いわけで,どうしても個人的感情によってその重さが変わることは避けられず。
つまり,毎年5/8は1982年の同日に想いを馳せる日。
一族郎党集まって極上の親子丼をかっ喰らった後,ガード下の一杯呑み屋でもつ煮を肴に魔法瓶で熱燗にされた(初めて見たけど合理的よね)安酒をあおる。自分含めそこに集った皆,ガード下の方が活き活きとしてしまうのはやはり血筋と言うべきか。普段は眠っているお国言葉も自然と口をつき始め(「ながらばちか」は良かったなぁ),それは楽しい夜。
人の死は全て等しい。
なんてことはやっぱり無いわけで,どうしても個人的感情によってその重さが変わることは避けられず。
つまり,毎年5/8は1982年の同日に想いを馳せる日。
右下親不知抜歯。これで4本全て完了。
レントゲンによると前回以上に歯茎の奥深くに埋まっている上,更に根元が二股に分岐。その結果は予想通り,前回の約2倍,80分の大勝負。
途中で麻酔が切れ涙目で医師をタップしたり,下顎骨を削る際に頭頂骨が共鳴して妙な感じだったり,最後(画像。先端部は前回同様に細かく粉砕されて摘出済)を一気に引き抜く時は下顎ごと持っていかれそうになったり…。
日比谷へ向かう道中,竹橋から日比谷公園の入り口まで車道が封鎖され自転車専用コースになっているのに驚く。しかもただ専用というだけではなく,レンタルチャリが用意され誰でも無料で借りられる様子。帰宅後,ネットで調べたら「パレスサイクリング」という名称で毎週日曜10~15時に行われているものらしい。
実際走ってみるとこれが素晴らしく快適。車の音も無く,耳に聞こえるのは風切り音とチェーンの回転音(この時点で気分はKraftwerk)。さらにその景色の素晴らしいこと。東京ってこんなに空が広かったのね。家から握り飯と水筒を用意してきて,和田倉噴水公園の辺りにでもレジャーシートを敷いてかっ喰らえば,ちょっとしたピクニック気分も味わえそう。
現実的なところでは日比谷までの所要時間が15分と過去最速を記録。ますますもって素晴らしい。
しんちゃんを見た後は日比谷公園から皇居をグルッと周回。
国立劇場のあたりまでは見覚えのある景色だったものの,千鳥ヶ淵から都心環状線沿いにお堀を越えたあたりから完全に未知の世界。道なりに走った先に見えたのは元近衛師団司令部と記された近代美術館工芸館(所蔵作品展「アール・デコの精華」見る)。そこから更に進むと科学技術館。ほんとどこだよここ?。
あてもないまま林の中をウロウロと走るといつの間にか大きな玉葱の下。地下鉄九段下の駅から田安門をくぐってというルートでしか来たことなかったから,こんな裏道(適切な表現かどうかはわからんけど)があったとは…。
その田安門をくぐり靖国通り沿いを走り神保町を経由して帰宅。
またまたチャリ。
分散形式をとるオラが町の図書館。しかしいよいよネット予約に対応ということで,これからは最寄りのとこへ行けば済んでしまう(予約物を全てそこに配送してもらい受け取る)。ならばと,その前に足を運んだことのない遠方の図書館を一気に総まくり。
道中,気になる建築物を見入ったり,遊園地でなぜか着ぐるみぬいぐるみショーを眺めたり,骨董市でガイジンさん達に囲まれながらあれこれ物色したり,疲れたら公園で茶を飲みながらまったりしたり…。そんなことしながら,計3ヶ所廻って約2時間。日射しはそこそこあったものの,昨日に比べれば格段に涼しくて快適。たーのしー。
しかし,走っていると東京が坂の町であることを身をもって実感。馴染みのある区域なら何処が山で何処が谷かを知っているのでルート取りもうまくいくんだけど,未踏の地に足を踏み込んだ途端,無駄にアップダウンを繰り返しては体力消耗することしばしば。2次元としての地図情報だけではやっぱり難しいなぁ。
週末はチャリ。
神楽坂から神保町,銀座と移動し用事をこなす。早いし,電車代かかんないし,運動にもなるし,更には知らなかった道や町にも出逢えるしで言うことなし。
ただ唯一の問題はこれからの気候。今日は27度までいったんだって?。そりゃ暑いわけだよ…。日焼け対策必至。
知人の送別会を地元で。
主賓含め出席者9人中7人が女性。次から次に繰り広げられる「ドキッ! 女だらけの身の上話」に微妙な疎外感。それでも皆さん大人の魅力溢れる方々で,おぼこな私には大変勉強になりました。
早速チャリで行動開始。
まずは歩くには遠く,また交通機関を使ってまで行くのはためらわれた図書館へ(はい,10分で着きました…。何だよそれ)。そこから庭園や洋館など諸々観光地を巡りつつ山手線1/4周分を線路に沿いながらぐるっと1時間弱で。わかっちゃいたけど(かつてタクシーに激突し,チャリを廃車にする前にはやってたこと),東京におけるチャリの有用性をまざまざと実感。これからは少なくとも自宅から半径5km以内は確実にチャリ圏内。
一旦帰宅後,今度は財布を修理に出すため銀座まで。週末の都心は車の交通量が少ないということで(逆に歩道は歩行者で溢れていて走れたもんじゃない)所要時間は約20分。東京メトロ(悪夢のようなネーミング。各所で述べられているけれど,売れないバンドの名前(個人的にはサブカル臭充満の80’sニューウェイブ・テクノ系)みたい…)利用より10分以上早いよ。んー,素敵。
チャリ自体は長時間乗ってみて気付いたことが幾つか。その中でもハンドル位置の低さがやや重き問題。折りたたみチャリ故に高さ調整は不可能。かといってサドルを下げると漕ぐ足に力が入らない。結果,前傾がきつくなり,またそれを腕を突っ張ることでカバーするので降車後に肩凝りを感じる(ヘタするとこれから腰にも来る予感)。ここはやはり高さ調整可能なアジャスタブルステムに交換か。
更には速度や走行距離を表示するコンピュータ,あったら絶対に役立つ簡易GPS,輪行に便利な折りたたみペダル…。人はこうやってカスタマイズ地獄に嵌っていくのですね…。
朝一でチャリ屋。ジム移籍を機に購入を検討し出して3ヶ月,嬉しいことにあぶく銭が入ったので思い切って先週注文を入れ,今日晴れて納車(チャリでもこう言うのかどうか…)。
自転車というモノに対して今まで自分が抱いていた感覚からは明らかにかけ離れた価格(それでも本気の人にしてみりゃ安いもんなんだろうけど)。しかし乗ってみたらこれがよく走りよく曲がりよく止まる。もうたまらないおもしろさ。多くの先達がハマっているその理由がズブの素人にも垣間見えた気持ち。
購入したショップも親切丁寧。家からチャリで30分もあれば行ける距離だし(実際,ショップでチャリを受け取って家まで乗って帰ってきた),これからも何かと相談に乗ってもらえそう。
あ,名前はもちろん「ナターシャ」に決定。