Archive for the ‘Music’ Category

30
11月

Away

   Posted by: fumi

渋谷O-Eastでmúm。

中盤までは良かったんだけど…。後半は雰囲気で誤魔化されたと言うか,上手い具合に流されたと言うか。2年前,リキッドルームで見た時のような心の震えもなく,ただ淡々とライブが終わるの待ちながら眺めていただけでした。

同日,同郷であるSigur Rósの来日アナウンスあり。が,東京は立ち見…。今日の比では無い激しい人口密度の中であの音楽を受け止めるだけの度量が私にはありません…。即ソールドアウト,後,どこかホール(2年前と同じ国際フォーラム希望)で追加公演決定というシナリオは無いのか?。

12
11月

God’s Gift

   Posted by: fumi

方々からCDレンタル。
・楳図かずお 『闇のアルバム』
Amazonさんによると,1975年発売のLPにボーナストラックを加えたもの。
お目当ては2001年,NHK『フランス語会話』にゲストとして登場した時に
歌った『月の明かりに』。当時の見てはいけないものを見てしまったような
恐怖が蘇りました。

・Various Artists 『Ooh Ooh Ahh: Moments of Musical Ecstacy』
邦題に一目惚れ。『エロスの花道 ジュ・テームだよ! 全員集合!!』。
中身はフランスのエロ親父,ゲンズブールの代表曲『ジュ・テーム』に触発
されて生まれた曲ばかり。正直,音楽としておもしろいかと言われると言葉
に窮するけれど,やっぱりスゴイ邦題の数々(googleあたりで検索してみて
ください),そして渾身のライナーには立ち上がって賞賛の拍手。
・川村結花 『home again』
面影ラッキーホールのプロフィールを見ていたら,あきてぃが作詞した曲が
あることを発見。残念ながら柳の下に二匹目の『夜空ノムコウ』(川村結花
作曲)はいなかったようですが,その暗喩(っつーか直喩だよ)に充ち満ち
た詞の世界は健在。
・清水ミチコ 『飴と鞭』
まともに曲を聴いたのは初めてかも。戦メリのメロディで一休さんを歌う
『メリークリスマスミスター一休さん』がツボ。
・The Beatles 『Revolver』
何を今更って感じですが。
最近,iTunesでカバー曲だけのプレイリストを作ることにハマリ中。で,
つらつらとライブラリを眺めていたら,『Tomorrow Never Knows』を
高橋幸宏とPLASTICSEXが歌っていることを発見。しかしオリジナルが
無いということで聴いてみようと思った次第。ちなみに同アルバムでは
『Taxman』もカバーされています(これまた高橋幸宏,そして意外と
言うかThe Power Station)。

4
11月

山手線の下のほうで

   Posted by: fumi

人生のやり残しがまたひとつ減りました。
ついに見た,ナマ面影ラッキーホール。

セットリスト覚え書き。
『今夜、巣鴨で』
『温度,人肌が欲しい』
『必ず同じところで』
『夜のみずたまり』
『好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた』
『ひとり暮らしのホステスが初めて新聞をとった』
『俺のせいで甲子園に行けなかった』
『ラヴ ボランティア』
アンコール
『セクシャル・バイオレット No.1』
『東京(じゃ)ナイトクラブ(は)』

満腹〜。
ヴォーカルの「あっきー」改め「あきてぃ」(ライブ途中で改名披露)の強烈な存在感と,普通にバカウマのバンド(大所帯11人)というコンビネーションに,横山剣さん率いるCKBとの相関性が見え隠れするけれど,CKBを陽とするならこちらは明らかに陰。同じ下世話(言うまでもなく褒め言葉)でも全く異なる魅力っす。

曲以外にもくすぐりどころ満載。
最初のサウンドチェックでは『東京(じゃ)ナイトクラブ(は)』にあわせて「盗んだバイクで走り出す〜」。コール&レスポンスは平日の16時に屋外で叫んでいいのかっつーシモ系ばかり。更には『イケナイコトダヨ〜 シャブは〜…』と,囲いの中から同じ空を見ているであろうあの人に熱い想いを届ける。

敢えて欲を言えば,一番好きな『おらんだ花嫁』も聴きたかったところだけど,それは本当に欲張りすぎというもの。いつか聴ける日を夢見て生き続けることにします。

9
9月

I’ll be a Good Sport, I’ll be a Sportsman

   Posted by: fumi

Hyde Park Music Festival以来,細野さん熱が覚めやらず。iTunesには登録されているものの,iPodには入れていなかったために聴く頻度の低かったものを重点的に復習。

その結果引っかかったアルバムは『Philharmony』と『Medicine Compilation』。なかでも前者からは『Sports Men』,後者からは『Honey Moon』と『Aiwoiwaiaou』がど真ん中。やっぱり歌詞に惹かれる気持ちが強くなってるなぁ。

4
9月

だんだんバカになってゆくのです

   Posted by: fumi

3ヶ月ぶりの髪切り,後,狭山で「Hyde Park Music Festival」。
まずはNew Moonの夕べに現れたThe Half Moonriders(鈴木兄弟+くじら。ライブ中盤で慶一さんは「アシッドファイブ」と名乗っていたけど)[→オフィシャルレポート]。それはひどい土砂降りの中,それでも雨ガッパ着用(ゴアテックス最高)で前線へ。ステージの上では曲が終わる度に慶一さんが「No Rain! No Rain!」と雄叫びを上げる(そしたら最後,ほんとに止むし。さすが…)。
覚え書きでセットリストを。
1. 銅線の男
2. 土手の向こうに
3. 地下道 Busker’s Waltz
4. 大寒町
5. 夢が見れる機械が欲しい
6. 髭と口紅とバルコニー
7. Backstage Pass
初めて聴いた『髭と口紅とバルコニー』(帰宅後,iTunesで検索したら入ってた…)にずっぱまり。後半,転調後の大合唱にテンション上がる。
あまりの雨に一時,飯能に避難。2時間後,会場に戻ると雨がすっかり止んでいる。佐野元春をちょっと見た後,いよいよ登場,細野さん[→オフィシャルレポート]。
1. ろっかばいまいべいびい
2. ぼくはちょっと
3. Pom Pom 蒸気
4. 夏なんです
5. 終わりの季節
6. 恋は桃色
7. 幸せハッピー
8. ありがとう
9. Stella
穏やかに,しかし止めどなく押し寄せる多幸感。すっごいよかったぁ…。
細野さんの音楽に関して,今までは音のほうにばかり気持ちが行っていたんだけど,今回初めてその歌詞に心震えまくり。特に『ありがとう』の歌詞は身に沁みたなぁ…。また,毎曲終わる度に会場内の虫の音が際立って聴こえるのもまた格別。最後の『Stella』にいたっては,バックトラックのごとく演奏と溶け合っちゃったりなんかしちゃったりして。

20
8月

Weird, but Great

   Posted by: fumi

金沢から戻って家で一休み。夜になってのっそり起き上がり六本木。昨年10月,Reykjavik以来のご対面となるMugisonライブ。
演奏はともかくとして(個人的には『2 Birds』と『Murr Murr』が聴けただけで満足なので),相変わらずの緩くて暖かいMugisonっぷりに笑いが止まらず。
まずは観客の声をその場でサンプリングして曲のバックトラックに使おうとするものの失敗。するとすかさず「Jobsの野郎,使えねぇコンピュータ作りやがって」(超訳)と悪態ついて笑いをとる(なんか見たライブ全てで一度は失敗してるんだよな。もしかして持ちネタ?)。 かと思えば,前回の来日ライブ(新宿リキッド)の反省からか,シャイな日本人とコミュニケーションを取るべく奮闘。小さい手帳(おそらく日本語のカンペ)をめくり,「オニャノコ?,(イェー)。オトコノコ,(イェー)」と掛け合いにチャレンジ。そういえば,「カンパーイ」と言ってビールも飲んでたなぁ。

4
8月

Music Has the Right to People

   Posted by: fumi

祝iTunes Music Store Japanオープン。
恐ろしい収蔵力を誇る図書館と凶悪な品揃えの某レンタルショップという最強コンビを知ってしまった体には,まだまだ魅力に乏しいというのが正直なところ。それでも1曲毎に買えるのは確かに嬉しいし(例えばU2がカバーしたKraftwerk『Neon Lights』なんかがあれば即買いなのに。これ,USの iTMSにも無いんだよなぁ),またある特定の単語を含む曲を調べるのにももちろん便利(「moon」とか「満月」とか)。要はやっぱり使い方。
で,自分が既に持っているものも色々調べてみたり。甲田さんの『Jupiter』(dip in the poolを売ってください!),小林麻美,幸宏さんはいっぱいあるのに細野さんが無い(それなのに,Apple StoreでSketch Showのスペシャルライブっていうのも…。あ,そもそも Sketch Showが全然無いじゃねぇかよ),等々。これだけでも楽しいや。
しかし何が一番驚いたって,大竹しのぶのカバーアルバム『Compassion』まで売られているよ。数ヶ月前にその存在を知って愛聴していますが,選曲がとにかく変(誉めてます)。喜納昌吉『花』に始まり,ちあきなおみ『喝采』,黒沢年男『時には娼婦のように』,例のドラマの主題歌『Cha-Cha-Cha』,そしてなんと美輪明宏『ヨイトマケの歌』まで…。ほんと,懐深いなぁ。

1
8月

Takk Fyrir in Naeba

   Posted by: fumi Tags:

フジロック初参戦。
昼過ぎに会場到着。勝手がわからないのでまずは会場をぐるっと一回り(その流れの中でライブやってたら聴いてみたり)。下に戻ってきて15時過ぎからAqualungとくるりを連続で。

一休みして18:20。お目当てひとつめ,Red MarqueeでRöyksopp。アルバムの印象からゆったり心地良いライブを想像していたら…。これでもかのアゲアゲじゃないっすか。そりゃ『Royksopp’s Night Out』や『Poor Leno』なんかはわかりますよ。でもまさか『Remind Me』まで大騒ぎになろうとは(PVの印象が強すぎたなぁ)…。なんて書くと乗り切れなかったようだけど,実際は久しぶりにバカにならせていただきました。アンコールまで飛び出して,間違いなく今回のベストでございます。

19:30,Röyksopp終了後,ステージの外に出ようと思ったらいつの間にか大雨。仕方なくRed Marqueeでそのまま雨宿り。21:20,ようやく雨が上がって空には星が。こうなるといてもたってもいられずWhite Stageへ。えぇ,最悪の事態(入場規制)を考えてGreen StageのNew Orderは断腸の思いで素通りです。
一つ前のMars Volta終了後すぐに前方へ。22:30,いよいよお目当てふたつめ,Sigur Ros。霧がかった夜の森,見上げると空には星。月が見えないことを除けば舞台は完全に整いました。

aminaを従えての90分(セットリストはこちらを参照)。『Svefn-g-englar』の最初の1音が鳴った瞬間,『Viðrar Vel Til Loftárása』のライティング,『Untitled #4(a.k.a njósnavélin)』のブレイク,『Olsen Olsen』のベース…。体と心に震えが走ったのはもちろん山の天候のせいだけではないです。

が,もちろん存分に堪能したんだけど,その度合いで言ってしまうと2003年の国際フォーラムには敵わず。結局はコニーアイランドでのライブと同じなんだけど,どれだけ自分が注意散漫にならずに彼らの音楽に集中できるかなんだと思う。で,今回の問題は自分の疲労,そしてセキュリティと観客のイタチごっこ。疲労は腰に痛みを感じてしまい堪えるのに必死。イタチごっこはと言うと,写真撮影(基本的に禁止です)を試みてカメラを持ち上げる観客に対してステージ下からセキュリティが懐中電灯を照射。それがライブの間中ずっと繰り返されて非常に目障り。更には自分の近くだったりすると逆光でステージが見えなくなるわで集中して聞き入ることが出きない。

言うまでもなく国際フォーラムの時はそれらの心配は無し(それどころか,あまりの体験にライブの間中ずっと立ち上がることなんてできなかった),純粋にあの音と光に身を投じることができたわけで。

もちろんどっちがいいという話ではなし(今回のフジロックも見逃していたら,それは悔しくて堪らなかったと思うし)。ただやっぱり次はホールで完全に身を委ねてみたいと思った夜でした。

2
7月

Live 8 Japan

   Posted by: fumi

幕張メッセで「Live 8 Japan」。
16:30,会場到着。ちょうどDreams Come Trueがはけるところ。しばし会場外でまったりの後,17:00に再入場すると『Pagan Poetry』のイントロが。おっ,噂どおり,ここで姐さん登場。
と思ったら,姿が見えないまま1曲丸々演奏が終了。そのまま2・3分が過ぎ,客がちょっとざわつき始めたところで突然,Coldplayの曲が場内に流れ始める。これは新手の演出ですか?(んなわけない)。それから更に数分。ようやく姐さんが姿を現し,もう一度『Pagan Poetry』から。
ステージ向かって左にZeena Perkins,右にMatmos,中央にストリングス隊(from Japan)と,メンバー構成は基本的にはコニーアイランドで見た時と同じ。そしてセットリストも『Medulla』からは『Desired Constellation』のみで,それ以外は定番どころ。たださすがに準備不足は否めず,所々で激しい音のずれが。更には姐さんも心なしか体調が優れない様子で,正直,見ているこっちがつらく感じてしまう時も(金沢に集中していたところに突然振られた話だったろうからなぁ…)。
とは言え,個人的にはMatmos登場で十分満足。久しぶりのスーツ姿(誕生日でもないのに)が眩しかったっす。

23
6月

Iceland Airwaves 2005

   Posted by: fumi

今年のIceland Airwavesの出演アーティスト第一弾が発表に。

まずは海外組。と言っても誰も知らなかったので,アーティストのオフィシャルサイトを一巡り。最も気になったのはメキシコのRodrigo y Gabriela。サイトにあったフリー音源を聴いたら,おもいっきり中南米ギターサウンド。カッコイイ。これを雪降る10月の深夜にレイキャヴィクで聴いたら,そりゃ盛り上がるんだろうなぁ。ちなみに今年のグラストンベリーにも出演。

国内組はGus GusやJaguar,Bang Gangなどのお馴染みどころに加えて,去年は出なかったApparat Organ Quartet(アルバムジャケがPlaymobilのパクリでも有名)の名前も。これは見たいなぁ。もちろん他にも有名無名のアーティストが数多く。試聴できるものはしてチェック。

こうやって書いてると今年も行きたくなってくるなぁ。第二・第三弾の発表で去年のベストアクトだったmugison,更には2001年以来のSigur Ros出演決定なんてことがあるとかなり危険(本音はレイキャヴィクで単独公演が見たいんだけど)。