Archive for the ‘日記’ Category

19
8月

天女舞う夜

   Posted by: fumi

旧暦七夕

天に天の川 地に天の川

灯籠流れて空に昇る

 

20070819_tenkawa

16
8月

Dog Days

   Posted by: fumi

知人を頼って上洛

陽炎上がる町をタクシーでやり過ごし,下鴨の境内へ
どうにか最終日に間に合った古本まつり
足袋に砂をはませながら行ったり来たり

木陰の中とはいえ,1時間も歩けば暑いことに変わりはなし
戦利品を抱えて李青さんでひとやすみ

夕刻からは吉田屋さん
弾む会話に時も忘れ,店を出ると既に送り火は消えていた

 

20070816_shimogamo

15
8月

真夜中のランニング

   Posted by: fumi

所用雑用をこなしたら26:00。

集中していたせいか気の張りが抜けず,更にはこう暑くては簡単には眠れそうにもない。ならばいっそと,1周5kmの東京の中心へ。

さすがにこの時間では同好の士の姿も見えず。朝が来たら始まる式典の会場を示す看板に,いつもと違う心持ちになりながらゆっくりと二回り。

 

20070815_midnightRunning

6
8月

四十六灯

   Posted by: fumi

空洞化で寂れた街並みを嘆いてみても仕方なし

新しき萌芽を辿りこれからのことだけを考える

 

20070806_kantou

5
8月

はじめの1/2歩

   Posted by: fumi

8:10 スタート
9:58 ゴール

初めての大会 初めての21.0975km
真夏の陽射しを遮る絶好の曇天日和にも恵まれてどうにかこうにか

大会終了後,リニューアルされた水族館へ
疲れも忘れ,たゆたう赤き海月を追い求む

 

20070805_jerryFish

4
8月

位置について

   Posted by: fumi

毎年恒例の落語協会「圓朝まつり」(今年から「落語協会感謝祭~圓朝記念~」)に泣く泣く背中を向けて,北へと走る新幹線に乗る。

その代わりと言っては失礼だけど,旅の友は圓朝特集の『東京人』最新9月号。お目当ては喬師が巡る圓朝ゆかりの町歩き。谷中・根津・日暮里・湯島,見覚えのある場所に立つ師の姿が嬉しくもあり,それでいて奇妙でもあり。天神さんの茅の輪をくぐる後ろ姿が可愛い(そして暑そう)。

現地到着後,酒も呑まず,明日に備えて早寝。

16
7月

DJ Kyon

   Posted by: fumi

時事通信ホール 14:30~15:30
大銀座落語祭「柳家喬太郎におまかせの会」

開口一番,「柳家喬太郎に丸投げの会にようこそ」。内容について主催者側から全く注文がなかったそうで。となると,話すのか?,それとも歌うのか?(笑)。丸投げの60分をしかと見届けようとする会場の期待感はいやがうえにも高まる。

「柳家の修行は『道灌』から始まり,『子ほめ』,『初天神』といったような噺を習っていくわけですが」という振りからまず始まったのが『子ほめ』。しかし,今までに聴いたことのない早い口調で物語が進む。60分あるのに?,なぜそんなに急ぐの?。一体,何をしようとしているのかわからないでいるうちに,八っつぁん,子ほめに失敗。しかし,そこで噺終わらず,すかさず父親の竹さん,ご隠居のところに生まれた赤ん坊の名前をつけてもらいに。そこでご隠居考えて,ひねり出した名前が寿限無寿限無五劫の…。

大きくなった寿限無君に叩かれてこぶをつくった子供が家に帰ると,父親が羽織を着て初天神に出かけようとしている。上手いことついていくことが出来,あれ買ってこれ買ってと言いながら最後に凧揚げをしていると酔っ払いとぶつかる。謝る親子に悪態をつきながら酔っ払いが家に帰ると,まさに奥さんと子供が出て行くところ。

別れてから三年。酒もやめ心を入れかえたおかげもあって,鰻屋の二階で親子三人仲直り。そこに,木場へ一緒に行くはずだった番頭が現れ,旦那の義太夫を聴きにきてくれと頼む。しかし,やっと親子三人暮らせるようになったんだからと断られ,それを店に戻ってしぶしぶ旦那に報告。すると旦那,「今日は特別に店の者に聞かせよう。皆,どうしてる?」。あいつは駄目,あいつも駄目と言ううち,何番目かに「文七はどうだ?」。その頃,文七は掏られた五十両の金を苦に吾妻橋の上から身投げをしようとしていた…。

左官の長兵衛から貰った五十両が縁で,その娘,お久と結婚した文七。二人で元結屋を開き商売も繁昌,更には子宝にも恵まれる。その子に名前をつけなければということで文七が向かったのはご隠居の家…。

子ほめ-寿限無-初天神-子別れ(子は鎹)-寝床-文七元結-寿限無

噺の終わりと始まりが淀み無く見事に繋がり,客席からはその移行に気付く度に驚きと喜びに満ちた歓声と拍手が湧き上がる。口演であるからにはメドレーと表現すべきかと思いつつ,実はセットリストのほうがあってるんじゃないかと。

そんな終わること無き多幸感を覚えたノンストップ60分。鳴り止まない拍手の中,和服姿のDJは脱いだ羽織を抱えながら何事も無かったかのように袖に消えていきました。

30
6月

天に兎 地にも兎

   Posted by: fumi

満月の夜

瀬戸内の小島

全方位の兎

 

20070630_ohkuno

31
5月

The Latter in May 2007

   Posted by: fumi

一月二度の満月

その後者
芳年と義経に出迎えられて再びの一夜

時折,霧雨は降るものの,昨年と比べれば雲泥の差
叢雲の背後に輝く姿を望むこと四度五度
その光を浴びたお水をいただき,蝋燭の灯りに想いをこめる

儀の合い間に初対面の地元男性二人と語らい
「この前,○○○で逢いましたよね?」
行ったことも聞いたこともない現地のギャラリー
なんとなく,この夜を得心

 

20070521_kurama

2
5月

お礼まいり 七段目

   Posted by: fumi

七ヶ月ぶりの満月

 

20070502_orei_07