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5月

眼球譚 | 月球譚

   Posted by: fumi   in Book&Magazine, Design

Gankyutan
眼  元々は1992年に200部限定で作られた非売品。
球  それを図版再考等を施して1998年にリメイク。

詩  右のページには絵画に描かれた女性の左眼。
想  左のページには古今東西の月の絵。

見  「眼」は年代の古い順に並び,
地  「月」は年代の新しい順に並ぶ。

似  「眼」「月」共に,古い方から番号が振られている。
類  つまり「眼」は手前のページから数えられ,
妙  つまり「月」は奥のページから数えられる。

応  そうしてお互いに両端から始まった歩みは,本中央
感  41番目で逢瀬を果たすと,その記憶も定まらないう
電  ちに交錯,また離れていく。

光  個々のページは中央に2cm角の正方形に切り取ら
陰  れた画像と,作者・題名・年の最低限のデータ。
暦  そして下部に上記のカウンターがあるだけ。

形  黒いカバーと赤く塗られた天地小口のコントラスト。
容  そして今や牛若丸の代名詞とも言える,隠された
量  愉しみも,もちろん用意されている。

夜  左の縦読みは,本書の背に記されているもの。
思  どこまでも「オブジェな本」。
索  そしてどこまでも松田行正,どこまでも牛若丸。

大  ふぅ,無理矢理行数あわせるのに一苦労。

満  あと3行
月  あと2行。
球  …
譚  おしまい。
http://www.matzda.co.jp/

This entry was posted on 金曜日, 5月 9th, 2003 at 01:40 and is filed under Book&Magazine, Design. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.

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