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4月
付き纏う四四
時計はそれほど見るほうではない。
日に幾つも開始・終了時刻を気にするような過密スケジュールで動いているわけでもなく,またひとたび物事に集中したら脇目を振ることなく没入出来る性分でもあり。
朝にメールチェックで覗くiPhone,昼に仕事で眺めるPCモニター,夜に佇む乗り換えの駅ホーム。それでも,何かの拍子に眼をやると,日に3度4度は決まって44分の表示。秒まで表示されるデジタル時計では○○:44:44ということも時には。
ぞろ目が記憶に残りやすいのかと思えども,だからといって11分や55分に出会ったことは意識になく。さりとて”4″という数字を忌み嫌う日本人的な感覚から来るものだとしたら,42分や49分に遭遇したことも少しは覚えていても良いのにこれまたさっぱり。
ここから数の神秘を探りに行くのも嫌いではないけれど,せっかくだから明後日まで待ってみようか。それまではバースやブーマーのデカイ背中を思い出し。