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7月
博物館♡ラブ
Mark Dionの作品が展示されているという噂を聞きつけ。
東大小石川以降の作品を期待したものの,展示されていたのはそれ以前のもの。まさにその小石川で見た化石のパロディには懐かしさを覚えたが,本物に混じって置かれていたあの場だからこそ沸き立ったユーモアがここでは感じられず,ただアイロニーだけが。展覧会の趣旨から外れた見方をするこちらに非はあるのですが,それでもね。
帰途に寄った書店でBRUTUS最新号「博物館♡ラブ」を。
巻頭いきなりの東大博物館。本郷は「鳥のビオソフィア」に始まり過去の展示を振り返り,小石川は現在の展示をMark Dionにまで遡り紹介。なぜ今?という気持ちも無きにしもあらずだが,それでも読むべき内容の多さに満足。そう言えば,新しいNADiffで,東大の展示を再構成した上田義彦の写真展も開かれることも。
インタビューと共に掲載されている西野嘉章氏の研究室。そこに置かれたオブジェの傾向に,これは漆原教授の研究室じゃないかと(あっちは全く片付いていないけど)。