24
2月
情けの道は続き続きて42.195km
ついにやってきた初めての42.195km。
スタートするまではただ一人で頑張ればいい競技だと思っていたけれど,それが大間違いだと気づくのにそう時間はかかりませんでした。
半分に切られたバナナを受け取ると,その瞬間,同じようにバナナを手渡そうとしている友人達に向かい「やった!,俺の貰ってくれたっ!」とガッツポーズで自慢する小学生男子。
立ち止まってお盆にのった山盛りの黒糖をひとつまみすると,お盆を片手に持ち替え,もう片方の手でこちらの肩を叩きながら満面の笑顔で「ちばりよぉ」の一声をかけてくれたおばぁ。
そして,何処まで行っても鳴り止むことのない三線とパーランクーの音。
体がつらくてなんかじゃない。
ただただ可笑しくて嬉しくて。
柄にもなく泣きそうになりながらどうにかこうにか走り切りましたとさ。