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11月
神在に礼 01
ちょうど一年ぶりのタイミングとなった山陰お礼参りの旅。
今回は入り口を変えて鳥取から。
朝イチの飛行機で空港に降り立つとすぐ,人跡の少ないうちにと初めての砂丘へ。雨上がりのおかげで,思っていたよりも砂に足を取られることなく奥へ奥へと。広がる色彩に違いはあれど,低く垂れ込んだ雲とうねりながら広がる大地にアイスランドの月面を思い出す。
南下して岡山県へ入り,奈義町現代美術館。
ここは「月」。音響はもちろん,地面から伝わる冷気,切り取られた外の景色。どこまでも硬質。館を出て車に乗り込んだところでちょっと違和感。なんか微妙に酔ってる?。やっぱり「太陽」は苦手だった様子。当たりすぎには注意。
再び雨足強く,また奈義で時間を取りすぎたこともあり,予定に入れていた「つやま自然のふしぎ館」,「植田正治写真美術館」は残念ながら素通り。「植田正治写真美術館」は昨年訪れていたのでまだ心残りも少ないものの,未訪の「つやま自然のふしぎ館」はさすがに後ろ髪引かれる。日本のヴンダーカマーであり,また自らの体を展示する創設者のその心意気を感じるのはまた今度。
土砂降りの高速を米子で降りて地元の書店グループ,今井書店。常設の博物コーナーも素晴らしい「本の学校 今井ブックセンター」,セレクトショップ・ギャラリーの要素も含んだ「青杏文庫」をハシゴ。