21
8月
天神橋からオガメーラ
旅の締めくくりは初めての天満天神繁昌亭。
直に上方の高座に接するのは今回でまだ五度目。噺家さんの名前もまだまだ覚束ず,失礼ながら知った名前はトリの小春團治のみ。
「上燗屋」(小染),「三十石」(松枝),「田楽喰い」(福楽),やっぱり上方ならではの噺を直に聞けるのが嬉しい。
時の運ではあるものの,客席の雰囲気が非常に悪かったのは気になるところ。特に団体さんの非道は目に余るばかりで,大声での会話に留まらず噺の先を語る人まで現れた時には,さすがに高座からもツッコミが入った(笑いに転化していたところはさすが)。余計な詮索だけど,定席でも前売りを買わないと座れないほど大賑わいというのが痛し痒しなのかな。自ずと団体さんメインになるのでそこに雰囲気を決められてしまっては個人客は太刀打ちできず。