先人の話には耳を傾けるべき。朝酒は確かに身上潰すかも,肉体が言うことをききません(心はふわふわと楽しいから,またやりたくなる誘惑に駆られるのがまた)。それでも15時過ぎ,なんとか体を起こし銀座へ。遅い昼飯にタイ料理屋でフォーを食って気分を昂揚させ,いざ『マッハ!!!!!!!!』。
アクション,凄かったですよ。武器としての肘がこんなに恐ろしいものだとは思わなかったですよ。でも自分にとってこれはアクション映画ではなし。盗まれた仏像(寒村の守護仏)を村の若人が取り戻しに行くというストーリー,仏像の盗掘・密輸を生業とし「私こそが神」という唯一神な発言をする大ボスに下る仏の罰…。そう,仏教映画として素敵なことに目頭が熱くなりました。そしてアクションはその気持ちを表すための武器。ただ単に口だけで仏の道を説かれても胡散臭くてお仕着せがましいだけなんだけど,それをあの捨て身のアクションで見せてくれるからこそ本気が伝わってくるわけで。
だからアクションはいいけどストーリーが薄っぺらくてダメとかは言いっこなし(っつーか,この2つを分けて考えること自体,自分には出来ないよ)。