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10月

Day03(Reykjavík)

   Posted by: fumi   in 2004 Autumn : Europe

今日は午前中に目が覚めました。


丸々一日行動できるのも今日が最後ということで,何をしようかと相談。巨大温泉,Blue Lagoon(Sugar Cubes時代のbjork姐さんもPVの中で入ってました)に行こうかという話も出たけれど,微妙に遠いし(レイキャヴィクから小一時間)行ったこともあるしということで却下。また有名なGeysir(ドでかい間欠泉)やGullfoss(ドでかい滝)なども同じく訪問済み。ならば地元民の視点で見たダウンタウンを知ろうということで,色々と連れていってもらうことに決定。

一年中クリスマスグッズのみを扱うショップ(品川にも同じような年中クリスマスショップがあったな),アイスランドのアパレルブランド「dead」(髑髏がモチーフ。やっぱりこの旅にはこれがつきまとうのね…),カフェにヘアカットサロン…。そして最後に蚤の市。

昨日同様,一度ホームステイ先に戻って休憩の後,出発。

21:30,今回最も見たかったMugison。去年の新宿リキッド,mumの前座で現れた彼の一人気狂いパフォーマンスに魅了された(っつーか,大爆笑)身としては,地元でのウケはどうなのか?,東京ではほとんど客がドン引きだったけどレイキャビクでは同じパフォーマンスでも大ウケなのか?,それともレイキャヴィクでも東京と同じ扱い(ドン引き)なのか?。とにかく再見したくてしたくてたまらなかった。

で,変,やっぱり変。あのトリッキーな動きもそのまま,観客の方を全然見ずにラップトップを覗き込んでばかりなのも相変わらず(その場で自分の声や観客の声をサンプリングして演奏中の曲のバックトラックに使うのが彼の演奏スタイル)。でも今回はずっと一人というわけではなく,ギターやボーカルなど次から次にサポートメンバーがステージに現れては演奏し去っていくスタイル。その極め付けが最後の曲。なんと実の父親が登場。おぉ,これぞまさにMugiパパ!!(説明しますと,アイスランドにおける新生児の命名基本則は,男の子が産まれたら「父親のファーストネーム+son」,女の子が産まれたら「父親のファーストネーム+dottir」がそれぞれの子供のセカンドネーム(ファミリーネーム(姓)じゃないところが肝)となること。だからMugisonはまんま,Mugiという父ちゃんの息子ってこと(ちなみにかのbjork姐さんのフルネームはBjork Gudmundsdottir。Gudmundという父ちゃんの娘。”s”は”d”が重なるから入ったんだと記憶。違ったらゴメンナサイ))。腕を振り振り「ウォーオ」と叫び続ける父ちゃん(地元民によると,漁師が歌う時の典型的スタイルだとか)に会場の盛り上がりは最高潮,そして俺は大爆笑。これを見ることが出来ただけでも来てよかったぁ…。

Mugison終了と同時に歩いて3分の別会場へ赴き,Keane。数少ない予備知識のあったバンド。ボーカル・ドラム・ピアノというギターもベースもいない3ピースバンド。編成としては好きなんだけど,音はなんか計算されているというか,確かにグッとくるものはあるんだけど「こういうのが気持ち良いんだろ?」って言われてるような気がしてなんか興醒め。前半数曲,『Everybody’s Changing』を聴いたところで途中退場。あ,ちなみにMCで日本人ちゃかし発言もありました。「この前,日本でライブやったんだけどさぁ,あいつらロボットみたいにカクカクした動きをするんだよなぁ(観客爆笑)。ありゃなんなんだ。まさか,お前らはそうじゃないよなぁ(観客絶叫)」(超訳)。壁に耳あり,障子に目あり,レイキャヴィクに日本人あり。だからといって心証を害したというわけではなく,おもいっきりバカ笑いさせてもらいましたけどね(ここで「I’m a Japaneeeeese!」と叫んだらどうなるかなぁと思いながら)。

更に別の会場を渡り歩き,地元バンドを幾つか見た(心に残るもの無し)後,0:30,同行者が見たいと言うのでついていって,The Sins。足の踏み場もないほどの激混みの中,1曲目,いきなりツェッペリン『移民の歌』(途中まで)。会場,大盛り上がりの大合唱。やっぱりみんな,この曲の意味を知ってるのね(説明しますと,この曲はその昔,ツェッペリンがライブでアイスランドを訪れた際,その雄大な景色に影響を受けて作られたそうで)。でも,その後の曲は自分には激しすぎ。早々に退散して,またもや名も知らぬ地元バンドを飛び込みで眺めたり。

2:00,Mugisonと並んでもうひとつ見たかったバンド,Gus Gus。会場に入るとちょうど始まるところ。しかしステージに現れたのは見覚えの無い奴等。もちろん音も全く違う。近くにいる観客に「こいつら何?」と訊いてみると,ひとつ前のバンド名を告げられる。バンドひとつ分,ぴったり押してんのかよ…。っつーことはGus Gusは3時スタート?。俺,5時には大陸に戻るために空港へ向かうんすけど…。終わって宿に戻ってシャワー浴びて(相変わらずタバコの煙がひどい)パッキングを完璧にして…,と考えるとあまりにもカツカツ。泣く泣く断念。

This entry was posted on 土曜日, 10月 23rd, 2004 at 23:58 and is filed under 2004 Autumn : Europe. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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