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6月

来た見た買った

   Posted by: fumi   in Travel, Wunderkammer

パリから戻りました。

ふたつの骨董市と古書市を巡りましたが、思いの外、財布の紐が固く。良いものはそれなりの価格で手が出しづらく、かといってお手頃のものはそれなりで食指動かず。何とも勝手なものです。

むしろ、ディスプレイに学ぶところが多く。頻繁に見かけたのが硝子ドーム。骨董市に限らず、市街地のギャラリーや様々な業種のウィンドウディスプレイに利用されていました。なかでも驚いたのはジェニー・ハニヴァーとのコンビネーション。しかも宿から徒歩1分のところにいるなんて。さすがに高くて(10万円超)手は出ませんでしたが、今回の旅にふさわしい出会い。

Glass Dome

Jenny Haniver in Paris 01

Jenny Haniver in Paris 02

財布の紐が緩んだのは、やはりデロール。
裏を返した土曜に続き、定休日の日曜を挟んでの月曜に再訪。色白の花魁、鼠の骨格標本を身請けです。

Deyrolle: Squelette de Souris

標本を支える木製の台には、デロールの店名と創業年が刻まれたプレート。自分にブランド嗜好があるとは思いませんでしたが、どうにもこればかりは別のようで。さながら大店の威光つきの花魁というところでしょうか(笑)

残念なのは硝子ケースがそもそも無いことですが、これはこれで格好はついていますし、また自作の楽しみもあると考えるのも良しです。

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This entry was posted on 火曜日, 6月 15th, 2010 at 12:04 and is filed under Travel, Wunderkammer. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

2 comments so far

玉青
 1 

若旦那、お帰りなさいまし(笑)。

おお、デロールの金看板をしょった骨格標本。これは素敵です。プレートがまばゆいです。

ところで、ジェニー・ハニバーのショーウィンドウですが、改めて見ると、品揃えが何だか妙ですね。何か意図があるんでしょうか。

6月 17th, 2010 at 21:39
tizit
 2 

大門で縛られることなく、無事に戻ってきました(笑)

ほんと、標本を買ったのかプレートを買ったのか… プレートの入った物はほとんど無く、非売品らしき人体の内臓標本が目にとまったくらい。かつては人体標本も手がけていたということでしょうか。

ジェニー・ハニヴァーのお店は、純粋博物系というよりは街の古道具屋さんという雰囲気ですね。積極的に売ろうという気も無いようで、意図があるようには思えませんでした(笑)

そういえば、デビル・フィッシュのほうで呼んでいました。ジェニー・ハニヴァーと言っても通じなかったです。

http://www.sortirducadre.fr/

6月 19th, 2010 at 01:14